【今週の一曲 #18】すべての人へ
廃墟探索をしてみたい。
廃墟というものには大きな魅力があると思うのです。
かつてそこに人がいた痕跡、人がいなければ存在しなかったもの、そして今、何もない場所。
それを考えると、すごく、切ないというか悲しいというか感嘆するというか、そんな感情が湧いてくるんです。
今回はそんな廃墟探索を主軸に置いたゲームの曲のご紹介。
今週の一曲
「すべての人へ」
「FRAGILE ~さよなら月の廃墟~」というゲームがあります。
2009年1月22日にバンダイナムコさんから発売されたWii専用ソフトです。
「廃墟探索RPG」というかなり珍しいジャンルのゲームで、主人公が廃墟を探索しながら、荒廃した世界の真実に迫るゲームです。
Wiiの、しかも珍しいジャンルのゲームということでかなりマイナーなゲームなんですが、その廃墟の雰囲気とストーリーが、プレイした人の心を掴んでいます。
廃墟がメインのゲームということで、BGMも切ない・悲しいものが多いです。
その中でも、この「すべての人へ」は特に素晴らしい。
テーマ曲なのですが、バイオリンとピアノ、ハープのハーモニーがこの作品の雰囲気を醸し出しています。
疲れているときに聞いてしまうと、切なくて泣きそうになります。
ご注意を(?)
作曲家は「齊藤理詠」さん。
ゲームの作曲を主にやっている方ではないようで、他の作品の担当を見つけられませんでした。
しかし、サントラにこの方のコメントがあるのですが素晴らしい言葉を残しています。
嬉しい時、悲しい時、苦しい時、祈る時。
生きていく様々なシーンで音楽がありました。
-中略-
昔から今まで在り続ける音楽は、たくさんの人に寄り添い、たくさんの人を助けたはずです。
私もその中の一人。音楽、ありがとう!
僕もたくさんのありがとう。
最後に
バイオリンとピアノが鳴っていればこいつはどんな曲でも好きなんじゃないか、と思われそうですが、正直その気はあります。
好きな楽器なんだから仕方がないです。
それでも特にこのブログで紹介している曲は、素晴らしいものであるということなので、是非チェックしてみてください。
あと、「FRAGILE」の続編とかあったら、いいなぁと妄想しています。
それでは、今回はここまで。
参考
「FRAGILE ~さよなら月の廃墟~」公式サイト