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【感想】DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー2

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ATLUSのゲームを最近は良くプレイしています。

DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー」(以下、アバチュ)も、初代をプレイしてその面白さに魅了されました。

奥深い戦闘システム、自由度の高い育成システム、退廃的で引き込まれる世界・キャラ。

 

nanameshita.hatenablog.com

 

クリアしたらすぐ2をプレイしようと思っていたのですが、2がどこを探しても見つからず手に入れるまで時間がかかってしまいました。

手に入れてからも、他の魅力的なゲームに浮気をしてしまいなかなか進まなかったのですが、ようやくクリアまで漕ぎつけました。

まぁ、クリアしたのは結構前ですが...。

 

いつものように良い点、悪い点、どちらでもない点を挙げながら感想を書きたいと思います。

 

 

良い点

仲間と協力することで広がる育成システム

 「アバチュ」シリーズと言えばマントラを使った自由度の高い育成システムです。

初代ではスキルツリー方式を取っていましたが、「アバチュ2」ではパネル方式になっています。

 

既に取得済みのパネルから隣り合ったパネルを取得できる仕組みで、キャラ毎にスタート地点が決まっているためある程度個性が出るようになっています。

 

しかし、どのパネルを取っていくかはプレイヤが決めて良いので、個性を伸ばすのか汎用的に使えるスキルを取っていくのかを選べます。

 

また、取得済みパネルで囲まないと取ることのできない特殊パネルもあるのですが、これは仲間全員の取得済みパネルが反映されるようになっています。

ある特殊パネルを取りたかったら、一人のキャラで囲んでもいいし全員で一つずつ囲むようにパネルを取得していっても良いのです。

 

特殊パネルは攻略に役立つスキルを取得できるものが多く、仲間と協力してそのパネルを取ることで冒険の幅を広げることができるとても面白いシステムです。

 

情報から始まり、情報に終わるストーリー

初代「アバチュ」はジャンクヤードで争うトライブのストーリーが展開されましたが、2ではそれまでの情報が根底からひっくり返される状態からお話が始まります。

 

セラの正体や、サーフたちの正体、そしてエンジェルの目的等初代では全く分からなかった謎がどんどん更新されて止め時が分からなくなっていました。

 

特に、「アバチュ」では「情報」を重視したストーリーになっているのが興味深かったです。

 

人間をはじめとした世界の物質すべては情報の塊であり、生きるというのは情報を更新していくことだと。

そして、情報というのは見る側によって全く異なるモノに見えてしまう。

 

サーフたちはセラから見た元のサーフたちの情報を基に造られた存在であり、元のサーフたちは別の視点から見るとセラの情報とは全く別の表情を見せていました。

 

「アバチュ」の世界の神は、地球とそこに住む人間たちの情報を観測した結果、滅ぼすべきという結論を出していました。

しかしセラが生命たちの情報を神に提示することで、その考えを改めさせました。

 

このように、情報は流動的で不確かなモノです。

しかし、生きるということはその情報を更新していくことであり不確かだからこそ多くの可能性を秘めている、ということも描写しています。

 

セラの情報を基に造られたサーフがその最たる例です。

セラから見た元サーフの良い面だけで造られたサーフでしたが、その意志や感情は更新されていき、遂には元サーフを超えてセラの元に帰りました。

 

続きがありそうな終わり方をしているので、このコンセプトで是非続編や外伝をプレイしてみたいものです。

 

 

悪い点

相変わらず高いエンカウント率

初代の感想の悪い点にも書きましたが、相変わらずエンカウント率が高いです。

1歩エンカウントも結構あり、戦闘自体は歯ごたえがあるためサクサク進めることができません。

 

戦闘しなければAP稼ぎもできないので全く悪い点とも言えないかもしれませんが、ストーリーを進めたい時にはやはり煩わしかったので、悪い点に挙げさせていただきます。

 

 

最後に

真・女神転生Ⅲ」のリマスターが発売され、Ⅴも発表されて盛り上がっているATLUS

ゲーマーに知名度はありましたが、普段ゲームをしない人からするとマイナーになりがちなメーカー。

しかし、昨今の盛り上がりはその知名度をグッと上げていると思います。

 

この流れに乗って、是非この「アバチュ」シリーズも何かしらの形で遊べるようにしてほしいですね。

そう思えるほど、このシリーズに思い入れができました。

素晴らしい作品。

 

ホリプロ所属の松澤千晶さんが実況していたことでも話題になっていた「アバチュ」。

その影響でプレイする人も増えていたようなので、この流れがもっと大きくなってほしいなと願います。

 

また、松澤さんのアバチュをクリアした感想ツイートが、この作品を端的に捉えた素晴らしいものなので、是非読んでみてください。

 

それでは、今回はここまで。

 

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