文豪とアルケミスト 劇伴音樂集【サントラ感想】
文豪の作品はあまり読んだことありません。
文豪、というと誰のことを思い浮かべるでしょう。
大作家のことなので、日本だと夏目漱石や芥川龍之介、宮沢賢治に太宰治でしょうかね。
最近はそのような歴史に登場する人物を超イケメンに描き直してゲームに登場させる、という手法も流行ってきています。
歴史上の人物どころか刀や戦艦ですら擬人化するのですから、日本という国は素晴らしいですね。考え方が違います。
そんなゲームの一つ、「文豪とアルケミスト」というゲームがあります。
僕はこのゲームの存在をBGMから知ったのですが、そのBGMがいたく素晴らしいので、そのサントラをご紹介。
「文豪とアルケミスト 劇伴音樂集」
文豪とアルケミストゲーム内で流れている曲に加えて、ピアノアレンジ・オーケストラアレンジを収録した1枚組のサントラです。
ジャケット
また見出しの画像に使いましたが、ゲームタイトルらしい図書館らしき場所のイラストが描かれたジャケットです。
この幻想的なタッチの絵は個人的にすごく好みです。
ジャケットは紙製なので、普通のCDケースには無い質感が良いですね。
(裏表紙)
中身
(中身)
真ん中にあるのは帯です。帯はとっておく派。
CDはまるでレコードのような見た目の印刷がされておりシャレオツですね。
左がわにポケットが付いており、中にブックレットとゲーム内アイテムのコードが入っていました。
ゲームはちょっと触ったきりやっていないので、使うことはなさそう。
(ブックレット1)
「サウンドトラック」じゃなくて「劇伴音樂集」と銘打っているあたり、雰囲気を大事にしているのがわかりますね。
日本の文豪が題材なので、より日本ぽく表現しているのでしょう。
(ブックレット2)
手が入ってしまって申し訳ありません。
ブックレットの中には、ゲームと音楽の制作に関わった3名の方の座談の様子が収録されています。
プロデューサーの「谷口昇平」さん、世界観監修の「イシイジロウ」さん、作曲家の「坂本英城」さんです。
ゲームの制作をするにあたっての思い出話や苦労話、そして作曲に込めた思い等が書かれております。
(ブックレット3)
メインテーマの「文豪とアルケミスト」の楽譜も載っています。
自分はほとんどピアノは弾けないので、無用の長物になりそうですが、ピアノが上手な方は弾くことができて嬉しいですね。
気になった曲
「文豪とアルケミスト」
このゲームのメインテーマです。
ピアノから始まる前奏が結構切なげですが、壮大な曲です。
ただ、全体的に切なさが残る曲です。作曲家の坂本さんによると「泣きの和声」が入っているそうです。
音楽業界ではかなり有名な旋律らしいのですが、それを読んでなるほどと思いました。
全体的に漂う切なさの正体はそれですね。
主旋律を大事にしていて周りの演奏がそれを邪魔しないのでかなり聞きやすい曲です。
「憩」
ピアノとフルートがメインの曲です。
ゲームをちゃんとやっていないのでどこでかかっている曲かうろ覚えなのですが、確かメイン画面でかかっていたかな?
ゆったりとした曲調なので、聞いていると眠気が襲ってきます。
メイン画面は長く滞在する場所なので飽きにくい曲にした、とブックレットにありましたがなるほどですね。
はっきりとした旋律が無いので、確かに飽きにくいです。
これを作業用BGMにしたいという声も上がっていたそうですが、それにも納得する曲です。
「蝕ミニ抗フ文士タレ」
通常戦闘でかかる曲です。
バイオリンの旋律が格好いいです。途中で転調するところも好き。
ゲームをやっていて、お、この曲は良いぞと最初になったのはこれでしたね。
こんな曲の中、イケメンたちが戦う絵面...。
良いじゃあないですか。
「破綻スル齒車」
ボス戦の曲です。
低い音が中心の前奏で強い敵だということを感じさせてくれます。
これもバイオリンが主旋律で途中まで強いぞモードの曲です。
ですが、途中でバイオリンオンリーになるところがあり、そこはどちらかというと切ない旋律でギャップが良いです。
「未知ノ路往く文士タレ」
これはゲーム内では聞いたことのない曲です。
草原フィールドで流れていそうな広さを感じる曲です。
やっぱり0:26らへんでバイオリンが入るところが最高に格好いいですね。
「文豪とアルケミスト ~Piano ver.~」
メインテーマのピアノアレンジ。
ピアノオンリーになったことで、迫力は薄くなりますが切なさは増しております。
こんなのがお店で流れていたらいつまでも滞在しそう。
ピアノアレンジは、原曲のどの音を再現するのかに注目して聞いてみると楽しいです。
あぁ、そこの音を取るのかーと思うとなんだか上級者になった気分。
まとめ
幻想的なジャケットに違わぬ内容でした。
戦闘もあるゲームなので、激しい曲もあり元気な曲もあり。
だけどもどこか切なさを感じる。
そんなサントラですね。
今度コンサートもやるみたいなのですが、気が付いた時には受付を終了していました。
なんてこった。
次があるのなら、是非参加したいですね!女性ばかりかもしれないけど!
最後に
「文豪とアルケミスト」は女性向けのゲームです。
しかし、~向けとかは関係ないんです。ゲームが面白ければ、音楽が良ければ僕はオッケー。
むしろ個人的には女性向けのゲームの音楽のほうが好みになることが多いですね。
「BLACK WOLVES SAGA」のBGMとか好きですよ。
知っている方いらっしゃるかな。
まぁそれはともかく見た目に惑わされるのはもったいないですよ。
気になったらとことん調べる!体験する!
これが大事ですね。
サントラの話題から外れてしまいましたが、今回のサントラも大いにお勧めできるものですので、気になった方はチェックしてみてください。
それでは、今回はここまで。