【今週の一曲 #37】高揚
このゲームのこのBGMが好き!と言うことのできるBGMを、好きになる理由は2つあると思っています。
1つは聞いた瞬間に好きなる、つまり一目惚れならぬ一聞き惚れです。
メロディ、雰囲気、リズム、なんでも構いませんがそのBGMには本人が気に入る要素が詰まっておりそれに触れた瞬間好きになるパターンです。
もう1つは何度も聞いているうちに好きになった、というパターン。
こちらは最初に聞いた印象はそうでもないのに、ゲーム上聞く機会が多い故耳に残り、結果的に好きになったという理由です。
案外このパターンで好きになるBGMはあります。RPGの戦闘曲や街、何度も挑戦するダンジョンでかかっているBGMが当てはまります。
今回は後述のパターンで僕が好きになったBGMをご紹介します。
今週の一曲
「戦場 高揚」
「世界樹の迷宮X」は、2018年8月2日に3DS専用ソフトとしてアトラスから発売されました。
人気DRPG「世界樹の迷宮」シリーズの最新作であり、3DS最後の作品であると公言されています。
ゲームはハード寄りな設定がされており、特に初代~2まではDRPG初心者には難しいシリーズでした。
後のシリーズでは購入層拡大のためにライトに寄ってきましたが、それでもRPGという括りでは難しい部類に入るでしょう。
初代~5のナンバリング、リメイクが2作、「不思議のダンジョン」シリーズとコラボした外伝が2作ありましたが
Xはナンバリングとリメイクで登場した要素を詰め込んだ「世界樹の迷宮」シリーズ集大成の作品になっています。
作品自体の評価は良く次の作品にも期待がかかるところですが、「世界樹の迷宮」シリーズに人気が出た理由はまだあります。
そう、BGMです。この流れも定番ですね。
作曲者は「古代祐三」さん。
ゲームBGMファンなら一度は名前を見たことがある有名な方です。
古代さんが手がける「世界樹」の音楽は、しんみりするものから熱くなるものまで素晴らしい曲ばかりです。
特に戦闘曲は、聞いた瞬間に気に入る一聞き惚れパターンのものが多かったです。
しかし、今回今週の一曲に挙げている「戦場 高揚」。
この曲は今作の新規通常戦闘曲なのですが、聞いた瞬間はそんなに印象に残りませんでした。
各ナンバリングではこんなことが無かったので、驚きました。
個人的には3の「戦場 初陣」が一番のお気に入りですが、こちらは聞いた瞬間に好きになりましたからね。
<過去記事貼り付け>
もしかしたら今作の戦闘曲は微妙かも?と不安を抱えながらプレイしていましたが(現在もプレイ中)、そんな不安はいつの間にか無くなっていました。
長くプレイしているうちにこの曲が当たり前になり、好きになっていたのです。
感覚としてはオンラインゲームの曲が好きになる感覚と似ていました。
その曲が当たり前になって、ゲームの一部になる感じです。
「世界樹の迷宮」シリーズでそんな曲に出会うことは少なく、珍しかったので今回紹介するに至ったわけです。
(「世界樹の迷宮3」の後半戦闘曲もその仲間な気がします...)
もしこの曲を聞いて、印象薄いけどなんか聞いていられるな...と感じた方は是非ゲームをプレイしてください。
そのうちにこの曲無しでは「世界樹の迷宮X」が語れない体になっていますよ。
最後に
このようなそのうち好きになる曲は「スルメ曲」と呼ばれるそうですね。
スルメのように、噛み続けているうちに味が出て好きになる曲。
ゲームにもそれは当てはまるようで、「スルメゲー」で調べると沢山のゲームがでてきます。
もしかしたら、皆さんが大好きなゲームも「スルメゲー」かもしれません。
プレイした瞬間、聞いた瞬間に好きになるものも良いですが、段々好きになっていくのもその分思い入れが強くなって良いのかもしれません。
それでは、今回はここまで。