世界を斜め下から見る

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本当の自分

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苦しいです。

「beastar」という漫画を読みました。

読んだ後に、というか読んでいる途中から息が苦しくなって混乱してしまいました。

なんでなのか考えて、分かったことは主人公と自分になんとなく共通点があったからでした。

主人公のレゴシは狼です。肉食獣なのにこそこそしていて、自分に自信がなくて大人しい。

でも、肉食獣としての本能は押さえられずに草食獣を食べたい衝動に駆られる。

それを必死に押さえて、いつも通りおとなしく過ごそうと頑張るけど、周りがそれを許さない。

初めて女子を気にしたり、同じ肉食獣と喧嘩したり、今まで隠していたものが露になっていく。

まだ2巻までしか読んでいないですが、苦しいです。ルゴシを応援したい気持ちと、自分が目をそらし続けてきたものが目の前に出て来て、逃げたい気持ちが一緒に迫ってくる。

僕は、ほんとの自分なんて、晒したことは多分ないです。

色々なものを隠してきて、誤魔化して、相手に合わせて、逃げてきました。

自分に責任があるのは分かっているし、本当は晒したいとも思っています。

でも、怖いんです。レゴシがどんな事情でほんとの自分から逃げているのか分からないですが、ルゴシも怖いんだと思います。

周りと同じように生きられたらどんなに楽だろう。友達と本当に笑いあって、好きな人と本当に愛し合って、自分と本当に向き合えたら。

でも、それをしたらもう今までの生活にも自分にも戻れなくなるんです。それが怖い。今のままでいいのに、それだと苦しいのに、変わらなくちゃ楽にならないのに。

違う自分になりたくて、でも自分を手放すのは怖い。本を読んで、映画をみて、ゲームをして、今の自分とは違うものになろうとする。

この「beastar」を読んだから自分も変わりたいと思ったわけでもないですが、でも、この気持ちに改めて気づかされました

ここまで書いてきて、見出しを考えてなかったので考えます。無言の可能性もあります。

それくらい今、衝動で書きました。

これからきっとレゴシは乗り越えるんだと思います。漫画なんだし、あと1,2回挫折を味わうかもしれないけどきっと乗りこえて幸せになる。

僕は変われるだろうか、自分と向き合えるだろうか。

それは全ては自分次第だと思います。

でも、少なくとも今は無理です。

それでは。