さよならを教えて comment te dire adieu : BANDE ORIGINALE 前半
伝説のゲームのサウンドトラックを手に入れてしまった。
ゲーム内容は鬱だけどサウンドはそうでもない。
あとこの記事は前半です。
『さよならを教えて』
この作品名を聞いたときにゲーム、特にコアなゲーマーなら「あぁ、あのイカれたゲームね」と共感してくださるのではないでしょうか。
2001年3月2日にCRAFTWORKから発売された成人向けアドベンチャーゲーム。でもその衝撃的すぎる内容で一部の方にしか人気の出なかった作品、それが『さよならを教えて』です。
正式名称は『さよならを教えて 〜comment te dire adieu〜』
『さよならを教えて』について
教育実習生の主人公が生徒である女の子たちと不思議でムフフな実習生活を送る作品です、と紹介するとファンの方に怒られそうです。でも皆さん上の画像を見てそんなハートフルな作品じゃないことは何となくわかってますよね?
ゲームは所謂「鬱ゲー」だといえば伝わるでしょうか?やった方から言わせると「そんな簡単なゲームじゃない」となりそうですが、僕はやったことないので言い返せません(だって鬱な気分になるの嫌だし)。
いろんな方の感想を読んだことはあるので一応どんなゲームかは把握していますが実際にプレイしていないのに評価するのもおかしいのでここでは何とも言いません。いつかはやってみたい...かなぁ...
そんなこのゲームのサウンドトラックの感想が今回の記事なわけですが、なぜこのタイミングかといいますと、このゲームのダウンロード版が今年に発売になったのです。
リンク貼ろうかとおもったのですが、このゲームは18歳以上の方しかプレイできませんでした。18歳以上で興味のある方は検索してみてください。
ではそろそろ本題に入りましょう。サウンドトラックです。
『さよならを教えて comment te dire adieu : BANDE ORIGINALE』
あんまりアップにするといやらしいのでしないように。でもこのジャケットすごいゲームの内容を表していると思います。
脳の中に女の子しか入ってない。まるで健全な男の子のようだ(?)。ということではなく、まぁやったことのある方には良くわかると思います。気になった方がいらら是非チェックしてみて。宣伝。
このサントラ、ライナーノーツに作曲者の【さっぽろももこ】さん、長岡健蔵さんの各曲へのコメントが書いてあるんです。曲への理解が深まるのでありがたいですねーこれは。
でもこのCD、なんでこんなに怖いんだろう...。それでは気になった曲を見ていきましょう。
気になった曲感想
track.1 【soiree des au revoires さよならの黄昏】 2:24
このゲームのメインテーマ、らしいです。軽快なピアノが耳に心地よいです。その辺のカフェでかかっててもおかしくないような曲ですね。おしゃれ。
でもこの曲を聴いていると長岡さんはゲーム制作時のことを思い出して不安な気持ちになるそうです。こういうゲームを作っているときってどんな気持ちなんだろう。
鬱なゲームのメインテーマとしては拍子抜けするような普通に良い曲です。でもそのギャップがいいんだよね。
track.2 【I'ange a contre jour 逆光天使】 3:46
メインヒロイン、【巣鴨睦月】のテーマです。ピアノと鐘のような音が題名の通り天使って感じを醸し出しています。きれいです。
でもこの曲、長岡さんがライナーノーツに書いているようにどこかドスが聞いた清浄さを持っているんですね。ピアノの音が強いことだったり、ドンドンと響く音のせいだったり。
でもそれってこの【巣鴨睦月】という子のことを主人公目線でよく表しているんです。主人公にとって【巣鴨睦月】はまぶしすぎるんです。清浄すぎるんですよ。でも神々しい天使のように見える。聞いているとそう感じている主人公になった気分になれます。
track.3 【avec un point d'interrogation 疑問符と共に】 1:59
【高田望美】のテーマ。すごく...いい曲。主旋律のフルート(さっぽろさんによるとケーナのつもりらしいです)のメロディーがなんとも言えない切なさを出している。夕暮れって感じがすごいする。
このゲームって夕暮れがすごく印象に残るんです。このサウンドトラックでそれを一番表している曲のような気がする。
なんか、RPGの町で流れてても違和感ないと思う。夕暮れの町。
track.4 【le temps du chat 猫の時間】 1:54
可愛らしい曲だー。こんなゲームにこんな曲はあわねぇ、と思ってしまいそうな【田町まひる】のテーマ。
この曲も良く【田町まひる】を表していますよね。明るい彼女の性格が正にこの曲のよう。
でもからしは駄目ですよ。
track.5 【sourire de aigu 鋭角の微笑】 1:53
【目黒御幸】のテーマ。ちょっと怪しい雰囲気の曲ですね。低いピアノの音が暗ーい部屋を感じさせます。
曲の後ろでずっと足音がなっているのも雰囲気を出すのに一役買っていますね。ちなみに僕は足音って好きです。自然な足音のゲームに出会うとすごくテンション上がる。
track.6 【petale souple やわらかい花弁】2:22
【上野こより】のテーマ。ふわふわとした感じの曲です。左から聞こえる水が落ちる音がちょっと悲しい気分にさせる。
なんだろう...怖い、とも感じられる曲ですね。安定しないふわふわとした感じが不安な気持ちにさせます。
track.7【venant des anciens 上から】1:45
【高島瀬美奈】のテーマ。この曲は凄く古い、というか硬派な感じがします。思いっきり内臓音源使っているなぁという音が古きゲームを思い出させる。
シリアスな雰囲気がする。推理パートとかで流れてそうな曲ですね。
今回はここまでにします。続きは後半の記事で。
では、ここまで読んでいただきありがとうございました。