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【感想】シャドウハーツ

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あ、これはキングダムハーツではないのか。

 

PS2を初めて購入した僕は、シャドウハーツのパッケージを見てそう思った記憶があります。

~ハーツというタイトルのゲームは数多くあれど、何となく雰囲気が似ていたこのタイトルはよく間違えていました。

 

なので存在自体はずっと知っていたのですが、プレイする機会は無くPS5が世代機の時代になってしまいました。

 

そして最近になって、ゲームに時間をとれるようになり満を持してプレイしたのですが、これがどうして面白い。

各所でお勧めされていた理由が分かります。

 

クリアまで漕ぎつけましたので、感想を書きたいと思います。

いつも通り良い点悪い点挙げながらになります。

ネタばれは気にせず書いてます。

 

 

良い点

唯一無二のジャッジメントリングシステム

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戦闘中にコマンドを選択するとリングが現れそれを一周するように針が回転します。

コマンド毎にヒットエリアが設定されており、そこに針が重なったときに丸ボタンを押すというシステム。

上手くタイミングを合わせてボタンを押せればコマンド成功or追加効果発生となり戦闘が成立します。

 

おそらくこのシステムはシャドウハーツシリーズ特有のものでしょう。

アンリミテッドサガに似たようなリールというシステムもありますが)

 

戦闘だけならまだしも、イベントなどにも登場しこのゲーム全体でこのシステムを推しているのが分かります。

隠し武器入手のためのリングは難しかった...。

 

初めは全然慣れなくてクリアできるか不安になりましたが、慣れてくると成功できることが快感になりジャッジメントリング無しのシャドウハーツなんて考えられなくなる程でした。

 

キャラごとにヒットエリアに違いがあるのも、キャラ毎の性格が出ているようで面白いです。

キースのヒットエリアは意地悪です。

 

更に、このジャッジメントリングはストーリーにも登場し、唯のシステムで終わっていないのが興味深い所です。

 

ジャッジメントリングにある三つの円は動機、行動、結果を表しており、これが人の有様を表しています。

この設定がストーリー終盤で出てきたときは思わず唸ってしまいました。

 

戦闘でコマンドを選ぶ=動機、ジャッジメントリングを成功させる=行動、戦闘行動が成功する=結果となるわけです。

ストーリー上の設定と戦闘システムが一致しているんですね。

 

個性的なキャラと架空の史実に基づいたストーリー

ゲームを始めると、主人公が「ガラの悪い主人公」と表記されてます。

この時点でかなり個性的なキャラが登場することを想起させます。

 

この予想は裏切られず、仲間も敵もモブもかなり個性的なキャラが頻出します。

人がバタバタ死んだり、災害が起こったりするのですがこの個性的なキャラのおかげであまり暗くなりすぎずプレイできるのが良いですね。

 

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でも、決めるところではきっちり決めるキャラばかりなのでそこは安心して見られます。

朱震が個人的にはお気に入りです。

 

舞台は1910年代の中国民国およびヨーロッパ各地で、実在した人物をモデルにしたキャラも登場します。

ただし、それらは架空の設定で脚色されており、あくまでモデルに留まっています。

 

個性的なキャラと史実に基づいた舞台。

これらが上手いこと嚙み合っており、シャドウハーツの世界に深みを出しているのはこのゲームの魅力の一つでしょう。

 

モデルになった史実上の人物を調べても、楽しめます。

 

また、メインシナリオの中で実写映像を交えた演出をしていたことも特徴として挙げさせていただきます。

PS2のゲームには、何かと実写映像が入っているタイトルが多いような気がします。

これは時代の影響があったんでしょうか。

このゲームが史実をモデルにしているのでよりその雰囲気を出したかったのかもしれません。

 

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悪いところ

ちょっと不親切なシステム

基本的に悪い所はないんですが、一つだけ。

シャドウハーツでは武器を強化できるシステムがあるのですが、これがあるキャラに話しかけることで出来るようになっています。

 

しかしそのキャラがどこにいるのかが分からないことが多かったんです。

各タウンに居るのかなと思っていたらダンジョンの入り口にいたり、そもそもそのタウンにはいなかったりして探し回ってしまいました。

 

このキャラはパーティ編成の役割も兼ねており、パーティ編成を変えるのにそのキャラの元へ行くのもちょっと面倒でした。

 

 

最後に

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ずっと他タイトルと間違えていた本作ですが、プレイしてみると全く毛色が違う作品でした。

もうこれからは間違えたりしません。

 

そしてPS2RPGの中でもトップレベルで楽しめる作品であるとも言えるようになりました。

続編の2やフロムザニューワールドも早くやりたいです。

 

また、BGMも素晴らしいトラックが揃っていました。

サントラ買いたいのですが、ちょっとプレミア化してる?みたいなので足踏みしてます。

これ以上高くなる前に買うべきか...。

 

本当にPS2には知らなかった良作が沢山ありますね。

これからも楽しいゲーム体験ができそうで嬉しいです。

PS2、まだまだ働いてもらいますよ...。

 

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最後に、このような素晴らしい作品を制作していただき制作者の方々に感謝します。

 

メーカーさんはゲーム事業からは撤退しているので、もうシャドウハーツは出ないでしょうが、このゲームから得たものでまたより良い作品が出てくることを期待しております。今更ですが。

 

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それでは、今回はここまで。

ここからは気に入ったスクショです。

 

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