【今週の一曲 #51】滅びし煌きの都市
今週の一曲は「聖剣伝説 Legend of Mana」より
「滅びし煌きの都市」
「聖剣伝説 Legend of Mana」は1999年7月15日にPlayStationで発売された「聖剣伝説」シリーズの1作。
3Dポリゴンを用いた表現が主流だった当時にしては珍しい、2Dドットが採用された作品。
かつスクウェアと言えば綺麗なポリゴンのムービーが有名だっただけに、本作は異例です。
しかし、2Dで描かれる「LoM」の世界と緻密なデザインのキャラは他に類を見ないほど素晴らしいものです。
一種の芸術作品にすら見えるそれは未だに世界中にファンがいることからも、ユーザの心をしっかりつかんでいることが分かります。
そして本作を語るに外せないのが音楽。
「聖剣伝説」シリーズを担当していた菊田裕樹ではなく、下村陽子が担当しました。
本作の音楽は女史の特徴である伸びやかな音で紡がれる幻想的な雰囲気を持つ曲が満載です。
「滅びし煌きの都市」はラストダンジョンで流れる曲。
ラストダンジョンなのに、この曲はとても寂しいメロディになっています。
もう滅んでしまった都市に流れるにふさわしい曲です。
戦闘中もこの曲が流れ続けるため、このダンジョンにいる間はずっと切ない感情になります。
そしてそれはこの曲が、本作の中でも特に印象強くユーザの心に残り続ける理由でしょう。
もちろんこの曲以外にも本作には魅力的な曲が盛りだくさんです。
是非、一度聞いてみてください。
それでは、今回はここまで。