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ペルソナQ2 ニューシネマラビリンス 後半分

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前回プレイ時間40時間と言ったが、実際は50時間越えだった。


無駄にストーリーに付き合わされることなく、攻略でここまで時間 がかかるのはさすがダンジョンRPGというべきか。

 

とりあえずストーリーは終わり、クリアすることができたので、感想の後半分を書こうと思う。

 

ほとんどゲーム部分ではなく、ストーリーの話になりそうだが。

 


集合的無意識
エンリルは、ひかりの映画館をはじめペルソナ勢が迷い込んだ世界 に無数に存在する映画館の管理人であった。

 

それぞれの映画館は、ひかりのような心を閉ざした人々を捉え、自己否定と納得を促す映画を繰り返し見せる役割を果たしていた。

 

しかしそれはエンリルが何かしらの目的のために作り出したもので はなく、心を閉ざした人々が無意識的に安寧の地を求めた結果生まれた空間であった 。


エンリルは、人間に求められたから管理をしていただけだ。

 

故に、ひかりが自分の意志で外に出ることも推奨はしなかったが止 めなかった。
また、ペルソナ勢が帰ることも同様だ。

 

エンリルはただ、求められた管理を遂行するのみである。

 

こういった集合的無意識が一つの空間や世界を作り出すという設定 は、よく見るものではあるが納得がしやすいものである。

 

何かに直面した時、口には出さなくとも、皆同じような後ろ暗い感情は持つものである。


もしかしたらこんなこと考えているのは自分だけでは?と思うかも しれないが、皆意外と同じようなことを考えているものである。

 

それぞれ思考が無数にある人間が一斉に同じような考えを持った時 、それが何か一つの形を成したら、不思議ではあっても納得できるだろう。


それは皆がどこか心の奥で望んでいたものなのだから。

 

エンリルがいた空間もその一つであったが、ペルソナ勢には否定さ れる。
こんなものはあってはいけないと。

 

自分は、それに対してエンリルが疑問を口にしたときその通りだと 思ってしまった。


この空間は、飾らない人間の心が具現化したものだ。否定はできな いと。

 

むしろ、この空間を否定して勇気をもって踏み出してほしいと訴え るペルソナ勢に大いに反感を持ってしまった。


エンリルの言う通りだ。「人間は皆あなたたちのように強いわけで は無い」。

 

そもそも、人間に求められて空間の管理をしていたエンリルにとっ て、その人間に否定されるなど意味の分からないものだっただろう。

 


・他人の考えを変える
映画館街の空間を否定するペルソナ勢とひかりは、自分たちが変え てきたひかりの映画を流すことでとらわれている人々の意識を変えようとする。

 

結果、流しただけでは揺さぶるだけであった人々の意識は、ひかり の言葉やペルソナ勢の戦いを見ることで変わることができ、皆映画館から出た。


映画館街の空間も消滅し、エンリルは去っていった。

 

ひかりの演説や主人公ズの格好良さもあり、演出には感動したが、 何か引っかかるものを感じるシナリオであった。

 

人のトラウマはそれぞれである。


それを一人の克服者の頑張りをみただけで乗り越えられるのだろう か。

 

確かに人々は勇気をもって映画館を出て前に進んでいった。

 

しかし、彼らがそれぞれのトラウマを乗り越えられるのか疑問でし かない。


彼らにはひかりにとってのペルソナ勢のような傍に寄り添う人もい ないのだ。
(そもそもいたら映画館に捉えられていない)

 

カウンセリングが個人で長期間に渡って行われるように、人の心の 問題は根深いものだと思うのである。

 

もちろん、ゲームなのでそこまで深く考えることはないかもしれな いが。

 


・無知
それにしても、なぜペルソナ勢はこんなにも他人のために奔走でき るのだろうか。

 

これだけ人がいれば何かしら反対意見が出てもいいようなものだが 、他人を助けることに関しては、皆そろって賛同していた。

 

これは、きっと原作をプレイすればわかるのであろうとは思ってい る。

 

彼らがなぜ一緒に行動することになり、お互いを信頼するようにな ったのか。

そして、他人を助けることに躊躇を覚えないのか。

 

きっと、彼ら自身が自分の問題を解決するために仲間に頼り、頼られたからであろう。

 

映画館街の空間を認めながらも強く否定したのも、その原作の経験 があったからなのかもしれない。


原作未プレイ故の無知が少し歯がゆかった。

 


・おわりに
難易度を簡単にしていたため、ラスボスもあまり準備せずに攻略で きてしまった。

無駄にレベルを上げていたのも理由であろうが。

 

攻略パーティは、あまり固定しないようにしていたが、絶対にコロ 丸は入れていた。
お犬様が使えるのなら、使わない理由は無い。

 

最後の結び方や、主人公だけしゃべらないところを見ても、5の面 々がメインに据えられていたのは間違いないだろう。


ひかりのその後を見ることができるのも5だけである。

 

ペルソナ5 ロイヤル」も発表され、5に興味をもつにはいいタイミングであろ う。


自分も、5未プレイ勢としては大いに興味を持つきっかけになった 。

 

最近、RPGをクリアすることができなくなってきた自分としては 、ここまで楽しくクリアできたRPGは久しぶりで、良かった。

 

ストーリーに引っかかりを感じることが多かったが、深く考えなけ れば筋の通った良いストーリーである。

 

ダンジョンRPG初心者にも大いにお勧めできる作品であった。

 

それでは、今回はここまで。

 


PS:ペルソナQ初代は実は未プレイである。時間ができたらプレイしてみたい。時間は、無いのだが。