世界を斜め下から見る

色んなモノの感想を書く。

バイオハザード RE:2

 

f:id:regless:20190415235445j:plain

 

発売日に購入し、間違ってCERO:Zを選んでしまったことに気づいてから放置していた今作。

 

かつて「Until Dawn」の残酷表現が黒い画面のみで規制されていたのが批判されていたが、それでもあの作品の表現がダメでクリアできなかった自分としては、最初からZ級表現が待っているであろう今作をプレイする気がなかなか起きなかった。

 

しかし、時間がたち重い腰を上げてプレイしてみたら、とてもとても楽しかった。
残酷表現なんて気にならないほどだ。

 

どこが面白かったのか、思いつく限りで挙げてみようと思う。

 


・名作ホラーのリメイク
初代バイオハザードは、サバイバルホラーというジャンルを広く知らしめた傑作である。
何度も移植、リメイクをされており、それでもなおゲーマーに愛される作品だ。

 

そして、その続編である2はサバイバルホラーにストーリー的・キャラクタ的な面白さも加えた名作である。

 

主人公のレオン・クレアはもちろんエイダ、ハンク等のカリスマ的人気を誇るキャラクタを生み出した。

 

レオン・クレアの表裏ストーリーシステムも、何度でも作品を楽しむことのできるナイスなシステムだった。


レオン編ではこうだったのに、クレア編ではこうなのかとプレイするたびに発見があった。

 

もちろん、サバイバルホラーとしても完成されており従来のゾンビに加え、追跡者が登場したことでより生き残るための取捨選択が重要になった。

 

そんな名作をリメイクする、初報を聞いたときは期待するとともに不安でもあった。

 

ゲーマの間では有名だが、バイオハザードはシリーズを経ていくたびにアクション要素の強いゲームへとなっていった。


敵はゾンビだけでは飽き足らず、銃を撃ってきたリすごいジャンプしたり触手を飛ばしてきたりした。

 

敵を倒す方法は銃で体制を崩してから格闘で倒すのが主流となり、主人公たちも人外な動きを会得していった。
極めつけは6で、QTEの要求頻度に辟易したのは自分だけではないだろう。

 

7で路線を大きく変えてきたが、これはバイオハザードなのか?という小さな疑問が心の隅に残る結果となった。
(まぁ、7はソフト的にもハード的にも挑戦的な作品であったのだろうが)

 

その後に発表されたこのリメイク。当然疑われてしかるべきだ。

 

しかし、その疑いは杞憂に終わった。

 

敵は基本のろのろしたゾンビ。巨大なBOWと兵器で戦うこともなく、QTEを要求され
こともなかった。
6のような無駄なストーリーテリングもなく、淡々と進んでいくシナリオは原作を大いに思い起こさせた。

 

原点回帰した点も素晴らしかったが、何より凄かったのは原作2を現在の技術で見事再生させたことである。

 

リメイクに際して変化したところは多々あったが、各所に原作を思い起こさせる仕掛けがあった。
追跡者が壁をぶち破って登場した時は、すこぶる驚いたのと同時に、これだ!これがバイオハザードだ!と感じた。

 

リメイクを謳ってバイオアクションハザードにならず、原作を大事にして作られている点は、本当に素晴らしいと思う。

 


・恐怖
以前、ホラーゲームにおける恐怖について記事を書いたことがあったが、その中でバイオハザードも紹介していた。
(ちなみにその時は7の恐怖表現が初代に寄っていると書いたが、今は違うような気もしている)

 

nanameshita.hatenablog.com

 

曰く、普通の人とは違う怪物が襲ってくる、そしてそれに対する物資も少ない。
そのなかを生き残る。その焦燥感が恐怖なのだと。

 

今作はその恐怖を存分に表現できているのではないだろうか。

 

最初はゾンビに焦って対応にあたふたするのだが、そのうちに対応にも慣れて余裕が出てくる。
しかし、そのころになって登場する追跡者。

 

いくら弾薬を撃ち込んでも倒れないその敵に焦燥感は蘇り、その中で謎解きをしないといけない恐怖。

 

そして警察署も終わり、追跡者ともさよならと思ったときに登場するG。
焦燥感は最後まで付きまとった。

 

そして、逸品なのがそれら強敵が登場するとき、演出が控えめなのだ。
追跡者の初登場シーンは、通路の先から墜落したヘリを持ち上げながら、というものなのだがSEが鳴らない。

 

ただ、追跡者がヘリをぐいっと持ち上げそのまま無言で追いかけてくるのである。
BGMこそ変化するものの、その沈黙がとても恐怖を煽った。
(そしてフルスイングされて吹っ飛ぶレオンが少し面白かった)

 

派手な音とともに敵が登場するお化け屋敷的な表現も良いが、このような静かな演出も実に日本人的で素晴らしいと感じた。

 


・難易度
自分は、RPGのようなレベルと装備がすべてを言うゲームではない限りゲームは上手くない。

 

今作も途中までは普通の難易度で進めていたのだが、中ボスのGにどうしても勝てず簡単な難易度でやり直すことになった。

 

簡単にしてからは、それまでの苦労が嘘のようにサクサク進めることができ、クリアまでノンストップだった。
簡単な難易度だと、クリアしてもクリアタイム等の記録はされないが。

 

といっても、詰まった原因は明白で道中の敵に弾薬を使いすぎてボス戦時に残ってなかったからだ。

 

道中の敵で、倒すべきものとそうでないものを分けて適格に弾薬を使用すればおそらくボスも楽に攻略できる難易度なのであろう。
最高難易度は...どうだろうか。

 

それでも通常難易度が辛い場合は、自分のように簡単な難易度に変えることをお勧めする。
照準アシストに加えて体力の一定値回復、敵の弱体化等、格段に攻略しやすくなる。

 

リメイクしたことでこのような難易度選択もできるようになり、バイオハザード初心者にも優しいのは喜ばしいことである。

 

たまに、簡単なシステムが入っているとそれを批判するゲーマも存在するが、すべてのゲームが自分の技術基準になっているわけがない。商品である以上、多くの人にプレイされてしかるべきなので、このような難易度設定は素晴らしい改善といえる。

 

ゲームが好きなだけで上手くはない自分のようなゲーマも楽しめるというものだ...。

 


・おわりに
今作をプレイしていて、一番驚いたのは脱出した後にもう一度戻ってきた警察署で登場したリッカーだ。

 

最初に探索した時は存在していなかったので、軽い気分で走っていたら接近してきて驚きで飛び跳ねてしまった。
プレイヤの心理をよく分かっている。

 

本編をクリアしたあとは、本編で少し登場したラクーンシティの住人たちのサバイバルをプレイできたり、実績を達成してコレクションを集めたりできる要素も存在する。

 

もちろん、原作にあった豆腐も。

 

全てを楽しもうとしたらいくらでも遊べることだろう。


動画サイトでも今作の動画はあふれており、バイオハザードが今盛り上がっている。

 

個人的には大成功を収めたと思っている今作だが、この調子で3もリメイクしてもらえるのだろうか。

 

歴代タイトルの中でも3は地味な印象だが、緊急回避システム等面白い要素があるので、是非リメイクでまた楽しませてほしい。

 

そして、もしナンバリング続編がある場合はこの路線を忘れずに作っていただきたい。

 

バイオハザード RE:2、おすすめできる作品である。

 

それでは、今回はここまで。

 


PS:ボス戦のBGMも素晴らしかった。歴代バイオハザードの中でも上位を争う名曲。

 

↓原曲

www.youtube.com