Piano Collections NieR:Automata【サントラ感想】
ニーア旋風は止まるところを知りません。
2017年2月23日にPlayStation4向けにリリースされた「NieR:Automata」。
高いアクション性と退廃的な世界観、そして心打つシナリオが高い評価を受けている作品です。
それは音楽もしかり。
オリジナルサウンドトラックが3万枚以上売り上げ、アレンジCDやコンサートBlu-rayが発売されるなど、ゲームミュージックとしては異例の成果を上げています。
そしてついにこの度、ピアノアレンジCDも発売されました。
前作の「NieR:RepliCant / Gestalt」にもありましたので、密かに期待していましたがやはり出てくれました。
ようやく聞くことができたので今回はその感想をまとめたいと思います。
パッケージ
表紙はすでにトップ画像にあげていますが、主人公の「2B」がピアノを弾いている姿が写し出されています。
おそらく弾いている場所は「塔」ですかね。
(裏面)
裏には「9S」がいます。
(CD)
2Bたちが写っているのは紙パッケージで、CD本体はこのような見た目です。
(中身)
CDにはオートマタではおなじみのブロックノイズが印刷されています。
帯には機械生命体「パスカル」からのメッセージも書かれています。
(中身2)
CDを外すと複製された街が見えます。
微妙に9Sが映っているのですが、写真だと分かりづらいですね。
(ブックレット)
ブックレットの1ページ目には今度は2Bと複製された街が。
(ブックレット2)
2ページ目以降には、作曲家さんとアレンジャーさんのコメントが載っています。
曲をどのように意識してアレンジしたのか、弾いたのかを皆さん詳しく書いてくださっており、読みながら聞くと曲への理解度が一層高まります。
気になった曲
実際に聞いてみて、気になった曲をいくつか出してみます。
「Weight of the World」
オートマタの主題歌であり、エンディング曲であり、このゲームの代表曲。
アレンジャーの「榊原大」さんのコメントには、なるべく原曲に近い形でのアレンジを心掛けたとあり、その通りかなり原曲に近い感じになっています。
Aメロはゆったりと進んでいき、そこから徐々に盛り上げていく流れには感動しました。
このCDの1曲目にふさわしい曲だと思います。
「遺サレタ場所」
ゲームのメインフィールドである「廃墟都市」で流れる曲。
こちらも原曲に近い雰囲気を残したアレンジのため、とても聞きやすいです。
荒廃的な廃墟都市の雰囲気が感じられる前半と、ボーカルをイメージした力強いタッチの後半の切り替えが素敵です。
アレンジャーは「鈴木よう」さん。
「双極ノ悪夢」
かなりアレンジの激しい曲です。
というか、現原曲が戦闘の曲なので、ちょっとグチャっとなっちゃうのは仕方ないですね。
アレンジャーの「菊池亮太」さんは様々な技巧を使っている様を聞いてほしいとコメントしておりましたが、確かに技巧がものすごいです。
ここどうやって弾いているんだろう?と首をひねる箇所もいくつか。
自分はピアノが好きですが、詳しいわけではないので超絶技巧にはいつも感動しながら疑問に思っています。
まとめ
他の曲の素晴らしいものばかりですが、実際に聞いてほしいのでご紹介はこのくらいで。
アレンジャーが多いので、それぞれの曲が特徴が異なり聞きごたえのあるものばかりです。
家でゆっくりしているときなんかに流しておきたいですね。
ゆったりしている曲は寝る前ににでも聞きたいです。
特に気に入ったのは「Weight of World」です。
原曲も好きだし、聞きやすくて、耳にやさしい旋律が好みです。
最後に
最初にも書きましたが、ニーア関連の勢いがすごいです。
ゲーム、音楽のほかにも舞台なども行われており、広がりが止まるところをしりません。
また、次のプロジェクトもすでに水面下で進んでいるらしいとのお話もあり、期待せざるを得ません。
9月にはニーアシリーズの代表的な作曲家「岡部啓一」さんが担当した「シノアリス」のサントラも出ます。
すでに予約済みなので、とても楽しみです。
シノアリスの曲も素晴らしいものが多いので、是非聞いてみてください。
それでは、今回はここまで。
参考
Piano Collections NieR:Automata公式サイト