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FINAL FANTASY XVについて語る

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国民的RPGを作るということ。

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FINAL FANTASY XVを遅ればせながらクリアしました

 

というかクリアしたのは発売当時なのですが、その報告が今になりました。

 

その感想というか、FINAL FANTASY XVについてだらだらと語るのが今回の記事です。
長くはならないと思うのでお付き合いくださいませ。

 

ネタばれはもう大丈夫だと思うのでしていきます。

 

まず、感想からいうとつまらなくはなかった。

 

ただすっごーく面白い!って内容でもなかったのは事実です。
というか発売前に期待しすぎた感は否めない。

 

なんというか、ユーザーと開発側でこんなにも意識のすれ違いが発生するものかと愕然としました。

うーん、僕が求めていたのはそこではないんだけどなーと何度も思ってしまった。


FINAL FANTASY XVが発売すること言うこと

前提として「FINAL FANTASY」というのは日本の国民的RPGであります。

 

1987年に初代が発売されてから、シリーズが発売するたびに話題になり、ゲームをやらないような人でもタイトルは知っているというものです。

 

そんなFINAL FANTASYが、オフラインタイトルとしては約8年ぶりに発売となったらそれは盛り上がりますよ。

 

しかも圧倒的なグラフィック!王道ストーリー!主人公が超イケメンの黒髪にーちゃん!となったらふぉおおおってなります。

 

しかし、もともと外伝作品からナンバリングになったこと、戦闘がアクションになったこと、パーティに男しかいないこと、準オープンワールド形式になっていること等々、だんだん大丈夫かな?と思う応訴が頭を出してきました。

 

定期的に生放送をしてユーザと触れ合ったり質問に答えたり、体験版を出してその感想から改善をするなどかなり慎重に丁寧に開発をしていることを感じられました

 

FINAL FANTASY XⅢでかなりユーザから批判をもらっていましたし、初のナンバリングでのアクションということでそのような体制になっていたのでしょうかね。

 

発売前には盛大な発売日発表会をしたり世界を挙げて盛り上げていましたね。それも延期しましたが。

 

そんなFINAL FANTASY XVに僕個人が期待していたことは3つです。

 

①ストーリーがわかりやすいものであること
②アクションは普段ゲームをやっていない人でも遊べるものであること
③開発側の押し付けにならないこと

 

では上記3つの要素を実際にどう感じたのか説明していきます。


ストーリー


ストーリーについてまず言いたいことは、わかりにくい。

 

発売前に開発陣は「ストーリーはクリスタルを敵国に奪われたから取り返しに行く話」とおっしゃっていました。

 

でも、最後にクリスタル取り返してないですよね?
ノクトと仲間は死んで、それで終わっちゃいましたよね?

 

もっと大団円な終わり方でもよかったんじゃないでしょうか。

 

もともと外伝として作るときのコンセプトが悲しい物語だったことは知っています。

 

でも、ナンバリングにすると決めたのなら、万人が納得する平和的な終わり方をしてほしかった。

 

あとこのFINAL FANTASY XVは鬼門に思うところがとりあえず多いです。

 

オープニングはノクトがルーナとの結婚式に行くところから始まりますが、
①どうして結婚するのか
②ルーナとはだれなのか
③ルーナが命懸けで届けてくれた指輪は何なのか
④王子の旅立ちなのにプロの戦闘員は1人でいいのか
⑤星の力とは何なのか
召喚獣とは何なのか
かんなぎって具体的に何ができるのか
⑧指輪はめる時に何であんなに苦しんでいるのか
⑨皇帝は何者だったのか
⑩プロンプトの出生のカミングアウト、というかその設定は必要だったのか
⑪レイヴスは何がしたかったのか
⑫そもそも何で帝国と戦っているのか

 

ぐわーっと書くとこれくらい疑問が出てきます。

 

もしかしたら何か資料とかで判明しているものがあると思いますが、普通にストーリーを進めていくと上記のことは大体わからないです。

 

何にしても説明が圧倒的に足りない。

 

多分開発側としては、登場人物に状況説明をさせるのがリアリティの問題か何かでいやだったのでしょうが、そんなこと言っていられるようなものではありません。

 

ファンタジーの世界を扱う時点で普段の僕たちでは理解できないものがたくさん出てくるんですから説明は必要に決まっているでしょう。

 

どんなにグラフィックが上がったってそこは必要です。滑稽でも。

 

しかもFINAL FANTASYですよ?普段ゲームやらない人でも注目するタイトルなんですからそこは丁寧にやってくださいよ。

 

皆がみんな、公式サイト見たり映画見たりアニメしているわけではないんです。

 

あ、映画とアニメはFINAL FANTASY XVのスピンオフ作品のことです。

 

ディレクターさんが「FF病」なるものについて語っていましたが、ディレクターさんは「リアリティ病」にかかっています。

 

映画だと一番最初にルーナが状況説明していたじゃないですか。

 

帝国と王国はずっと戦っているんだって。それを欲しかったですよ、ゲームでも。

 

そうやってストーリーにはてなマークくっついているのに後半はどんどん進んでいくからもう何がなんだかわからなくなります。

 

まとめると、もっと丁寧にストーリーの解説が欲しかったです。


アクション


アクションはすごく面白いです。

 

剣を投げてワープするもの爽快感あるし、体験版では少し不評だった連携もよくなっていましたしね。

 

ただ、ゲーム初心者でもやりやすいかと言ったら、そうではないです。

 

ここでもリアリティの問題があって、動きにいちいち余計な動作があるからなんだかわかりにくい。

 

スクウェアエニックスさんのアクションで分かりやすいものといえば「キングダムハーツ」があげられます。

 

一回剣を振るにしても「キングダムハーツ」は【ブンッ】で終わりです。

 

でもFINAL FANTASY XVは【ブンッヒュッパシャアーン】って感じです。
振っただけではなくてそれを引く動作と剣を消す動作がはいって、わかりにくいんです。

 

コンボしているのか、この動きは敵にあたっているのか、今なんコンボ目なのか全然わからないです。

 

加えてSEも切ったときにあまりならないので当たっているのかわからない。

 

やっていくうちに慣れていきますが、初心者が最初に触ったときの感触は良くはないでしょう。

 

加えてそういったアクションなのにダンジョンは狭いので動きにくい。
アクションのダンジョンは広くしないと動きにくいです。

 

まとめると、ゲームを普段やっている人にとっては面白いけど、初心者には厳しい、です。


開発側の押し付け

 

上の2つにも言えることですが、今回のFFは開発側の押し付けがそこかしこに感じられました。

 

初めてこのゲームに触れる人の視点に立っていないです。
開発側がやりたいことをやってる。

 

確かに開発側の押し付けがすごく面白いゲームもあります。
思いつくものは「ブレスオブファイア5」とか「ペルソナ3」とか。

 

シリーズファンには批判されていますが、一部の熱心なファンを手に入れています。
ペルソナに至ってはそのファンを足掛かりに5まで発売していますしね。

 

でも今回のFFはそんな人も少ないのではないでしょうか。
少なくとも、ゲームを普段やらない人の支持は得られないでしょう。

 

ストーリーがわかりにくい、アクションが複雑とくれば良いと思う点が見当たりません。

 

あんなに丁寧な広報活動や体験版を配信したのに、こんな結果になってしまうんですね。

 

まとめると、結局押し付けでした。

 


結構ぼろくそに言いましたが、最初につまらなくはないといったのは嘘ではなくて、面白い要素もありました。

 

最初のオープンワールドはFFの革命だと思いましたし、戦闘もなれると格好よく立ち回れて楽しかった。

 

でも、ストーリーの粗さだったり気になる点がどんどん出てきて純粋に楽しめなくなってしまった。

 

こんなことだったら、やっぱり戦闘はコマンド式でワールドマップ形式にして、ストーリーはFF4くらい王道なものが良いです。

 

個人的に好きなストーリーはFF9ですが。

 

今回はこんな結果になってしまいましたが、これが最後のFFにはならないでしょう。

 

これからのFFに期待します。本当に。頑張ってください。

 

16はアグニなのかな。

 

それでは今回はここまで。